理事長挨拶

自分の体のこと、相談できる相手はいますか?

私はこれまでアナウンサーとして仕事をする中で、不規則な生活を送ってきました。

23時出勤もあれば、毎日朝の5時就寝という生活をしていた時期も。帯番組のレギュラーがあるときは、休んではいけないと特に気を張っていたと思います。

長らくの夢であった仕事で、ピリッと緊張感を味わうことも好き。充実した20代でしたが、同時に体に負担はかかっていたようでした。

生理不順やホルモンバランスの乱れ、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)や数年にわたり改善しない肌荒れ、環境の変化やストレスから円形脱毛症が進行してしまい困り果てるという経験もしました。

病気ではないにしても、
「私、大丈夫なのかな?原因は何だろう?これは重大な症状?よくあること?」
身近に同じ経験をしている人はいないし、誰かに相談できたら…という想いはいつもありました。

女性活躍社会の前提は「健康」であること。

女性の体は繊細です。

自分は心身共に丈夫と信じていた私でしたが、様々な不調=体からのサインがあったことで、決してそうではないことを知りました。

「女性活躍社会」は大事なスローガンですが、前提として「健康」が不可欠。

女性の人生には、妊娠に適した年齢や更年期障害など、自分の体と向き合い乗り越えていかなければならないテーマが多いからこそ、最新の知識を得ることが人生を渡っていく上で助けになると思っています。

自分の体を知ることは、自分を知ること。

自分の体を労わることは、自分を大事にすること。

人間が幸せに生きる上で、体は資本です。

女性の一生としてはまだ折り返し地点にも達していない私ですが、クリニックの先生方から伺った、日々変わりゆく医学情報をお伝えすることで、これから社会人として様々なことを経験していく若い皆さんの力となり、問題を一緒に考えていけたらと思っています。

理事長プロフィール

神奈川県出身。2014年 慶應義塾大学卒業後、読売テレビ入社。2016年よりフリーで活動開始。
報道、バラエティー、情報番組を中心に、ニュースキャスター、リポーター、ラジオパーソナリティ、司会者として幅広く活躍する。

自身が経験した心身の不調から、健康維持やストレスとの向き合い方について探求。ヨガインストラクター(RYT200)、生活リズムアドバイザー、健康リズムカウンセラー、薬膳・漢方検定、アロマテラピー検定1級の資格を持つ。

2022年3月 株式会社ジネコ入社。フリーアナウンサーの仕事と並行して、ジネコで司会、取材、広報、企画等を担っている。