防災セットを準備しよう

今回は、4種類の防災セットを紹介します。必ずこのセットで!というわけではなく、「こんなグッズがあるんだな」「こんなシチュエーションで使えそうだな」など、自分の体や環境に当てはめながら想像して、自分なりの防災セットをつくってみてくださいね。

❶災害発生直後用セット

災害発生直後は、水などのライフラインが止まり、物資も十分にないことが予想されます。自分で完結できる
ような準備をしておくと、不安や不快感が軽減できるかなと思います。

 

❷長期避難生活用セット

最近注目されている月経カップ。繰り返し使えて、1日に何度も交換する必要もありません。さらにゴミが出ないのも利点です。ただ、溜めた経血を流したり、生理期間終了後は煮沸消毒したほうがよかったりするので、プライベート空間が確保された生活に変わった時におすすめです。

❸小・中学生にもおすすめのセット

初経から数年は周期が予測できないことも多いので、普段からはける吸水ショーツがあると便利です。漏れの心配の少なさ、取り替える手間の減少、デリケートゾーンのストレス軽減などから、年代を問わずおすすめできます。月経だけでなく、尿もれの心配にも対応可能。洗濯が必要なので、洗濯できる環境が整った後に使用するといいと思います。

❹その他の女性向け防災グッズ

生理用品以外に、さまざまな事態に備えて災害時に持っておきたいグッズの一例です。もちろんこれがすべてではないと思います。友達や家族などと話し合ったり情報を調べたりして、どんなものが実際に必要なのか、ぜひ考えてみてくださいね。

おわりに(企画立案者ひなこ)

 できれば平穏な日常が続いてほしいし、災害は怖いな、というのは誰もが思うことだと思います。私も、そう思います。でも、地震をはじめとしたさまざまな災害に日頃から備えることはとても大切です。非常事態を、可能な限り日常の延長と思えるように準備しておけば、不安やストレスも少しは減るかもしれません。

この企画が、皆さんの防災意識の中に「生理」を含めるきっかけになったらうれしいです。ぜひ、周りの人にも「こんな生理用品あるよ、防災グッズにどう?」って紹介してみてくださいね! そして何よりも、災害への備えだけでなく、皆さんが「自分の体」について考えるきっかけになっていたらうれしいです。

誰もが自分の体のために、目の前にある選択肢を贅沢に選べる社会になるよう、これからも活動していきたいと思います!