【Q&A】不妊治療後の出産について~谷内麻子 先生

高齢の不妊治療後、授かった子供をいざ出産となったとき、果たしてすべてがハイリスク出産とみなされるものなのでしょうか。心づもりしておきたいですよね。

庄司産婦人科の谷内 麻子先生に、お話しを伺ってみました。

庄司産婦人科 谷内 麻子 先生 聖マリアンナ医科大学医学部卒。日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会認定医。専門は生殖内分泌、周産期、更年期、女性のヘルスケア。兄、夫とともに「庄司産婦人科」に勤務。
ねこさん(39歳) 不妊治療の顕微受精で授かり、出産年齢が40歳丁度の場合、疾患などなくても帝王切開一択となり、ハイリスク妊婦となるのでしょうか?
初診で上記の旨を伝えたら、ハイリスクと判断されるのでしょうか。
それとも経過を見て、何か問題あればそう判断され、問題なければ通常分娩や無痛分娩も可能でしょうか。よろしくお願いします。

顕微受精でご懐妊されたということで、おめでとうございます。

帝王切開になるかどうかの基準ですが、40歳で顕微受精による妊娠だからといって一律に帝王切開になる、と言うことは無いと思います。
ねこさんが言われているように、妊娠中の異常や、お産の時に赤ちゃんを早く出してあげる必要がある時に、帝王切開分娩が選択されることがあります。
ねこさんが無事ご出産されることをお祈り申し上げます。