月経困難症での悩みを抱えている方で、ピルの処方を受けている人も多いはず。
簡単な診察のように見えて、先生は何を診ているのでしょう?
船津先生にお聞きしました
ジェミーナは保険診療薬ですので、保険診療ルールに即した診療が義務づけられています。
一度に処方できるシート数も都道府県によってことなります。2シートまでは可能ですが、3シート処方が認められる県と査定される県があると思います。
また調子が良く、同じ会話二言で終わる診察もあるかも知れませんが、不正出血があったり、飲み忘れに起因したトラブルがあるかも知れません。処方した当初は効果的だった処方が徐々に効きが悪くなっていることも度々経験します。
もし不信感を抱かれたとすれば、最初の説明が不十分であったかコミュニケーション不足があるのかも知れません。
いずれにしても疑問があるようなら遠慮することなく主治医にお訊ねください。それでも十分な説明がなかったり、お話しが納得できないようであれば、どのような高名な医師であっても医学的な名医であっても、あなたにとって最適な医師ではないかも知れませんので病院を変えることをお勧めします。信頼関係を確立できない医師と患者さんの場合は双方にとって良いことは一つもありません。
また服薬していれば良いという訳ではなく患者さんの健康を守り快適な生活を送れる様にすることが目標ですので、
医師それぞれの診療方針を決めている場合もありますのでよくご相談ください。
ピルの服用により特にボーォっとすることはないとは思いますが、もしかするとたまたまあなたに合わない製剤だったかも知れません。現在服用されているジェミーナ以外にも月経困難症の薬(LEP製剤)は他にもありますし、避妊目的のピル(OC)もあります。OCは自費診療薬ですので自由な飲み方や長期処方も可能です。
どの薬剤を選択するかは、あなたの症状とニーズによって違うと思いますのでよく主治医にご相談ください。
特に症状が休薬期間に強いようなら服用法の変更や漢方薬の併用も有効なことがあります。