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産科婦人科医が担う、女性のトータルヘルスケア

日本産科婦人科学会が本格的に「女性のヘルスケアアドバイザー」を養成 日本産科婦人科学会では、長年、周産期医学、婦人科腫瘍学、生殖内分泌学の3本柱に取り組んできましたが、10年ほど前から女性のトータルヘルスケアの重要性が注目されるようになりました。日本女性の平均寿命が86.83歳まで延び、社会の状況やライスタイルが多様化していることをふまえた上で、産科婦人科に関わるさまざまな領域を有機的に結び付け、 […]

「子宮内膜症」について知ろう

婦人科疾患の代表格として知られる子宮内膜症ですが、その特性や体への影響についてはよくわからないという人も多いのでは? 正しい知識を得ることは病気の予防にもつながります。長年婦人科医療に携わる水本賀文先生に、子宮内膜症について詳しく解説していただきました。 子宮内膜症はどんな病気? その原因は? 子宮内膜症は、本来子宮の中にしかない内膜組織が子宮内膜の外に有り、女性ホルモンのエストロゲンによって増殖 […]

真面目な人は更年期障害になりやすい?

30代から40代前半の女性でも、身体のほてりやだるさ、イライラなど更年期障害のような症状を感じることがあり、不安に思われる人も多いようです。そこで、「更年期」とはどのような症状なのか、またその対策についてジェネラルクリニック福岡の梶原由美先生にお聞きしました。 更年期とは 閉経が近づくにつれ、卵巣から女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減ってきます。閉経をはさんだ約10年ほどを「更年期」と言います […]

子宮頸がんってどんな病気?検診を受けるタイミングは?

子宮頸(けい)がんにかかる20~30代の若い人が増えています。妊娠・出産を控えるこの世代にとって、注意が必要な病気のひとつです。がんになる一歩手前で見つけて、治療する機会ができる検診は重要です。とはいえ、検診のベストな受け方についてわからないという人も多いはず。そこで、細胞診専門医の石川てる代先生に、子宮頸がんの病気と検査方法について詳しくお聞きしました。 若い女性に増えている子宮頸がん 子宮頸( […]

妊娠・出産にも影響?甲状腺ホルモンの異常

だるい。疲れやすい。調子が出ない。暑がりや寒がりになった。肌がかさつく。誰もが経験する体の不調も数ヶ月以上続いている場合は「甲状腺」が原因かも知れません。甲状腺の病気は若い女性に多くみられ妊娠や出産にも関係してきます。注意点や治療法について甲状腺の病気に詳しい二田哲博クリニックの甲状腺専門医 二田哲博先生にお話を伺いました。 甲状腺ホルモンはこんなに大事 甲状腺は喉の下あたりにあるホルモンを出す臓 […]

いつ受ける? どう受ける? 子宮頸がん検診

罹患者が年々増加している「子宮頸がん」 子宮頸がんとは、子宮の入り口の頸部にできるがんのことです。その原因の95%以上は高リスク型のヒトパピローマウイルス(HPV)感染とされています。ヒトパピローマウイルスは100~150種類あり、そのうちの15種類ががん細胞を発生させると言われているものです。性交渉などにより感染し、人間の間を渡り歩いています。通常2~3年で消えていきますが、中には長期にわたって […]

月経前の不快感でもう悩まない PMDD改善で日常を快適に

月経前の不調<PMS>は存在が知られるようになってきましたが、そのなかでも精神的な落ち込みやイライラ<PMDD>は、自覚のないまま悩んでいる女性が多いようです。ごきそレディスクリニックの院長・小川麻子先生に詳しくお聞きしました。 PMSとPMDDはどう違う? 月経の1週間ほど前から起こる、体や精神面でのさまざまな不調をPMS(月経前症候群)といいます。PMDD(月経前不快気分障害)はPMSの一種で […]

乳がん検診の重要性を理解していますか?

「乳がん検診は中年になってから」と思っている若い女性も多いでしょう。でも、乳がんは年齢に関係なくかかる病気です。妊娠を希望していたり、不妊治療を検討しているならば、ぜひ乳がん検診を受けましょう。産婦人科医であり、乳がん認定医でもいらっしゃる井上レディースクリニックの井上裕子院長先生に、検診の重要性についてお聞きしました。 乳がん検診はなぜ必要なの? 乳がんは早期で発見すれば、90%以上治ります。し […]

出産を安心して迎えるため知っておきたい 婦人科系の病気と対策

子宮筋腫や卵巣嚢腫は原則的に妊娠可能 近年、女性にとても増えている子宮筋腫や卵巣嚢腫。筋腫のサイズやそれに伴う症状によって妊娠中に手術をすることはありますが、原則的に妊娠、出産は可能です。筋腫によっては妊娠の進行とともに大きくなることがあります。そして妊娠中の下腹部痛として表れる切迫早産があったり、人によっては通常の分娩が不可能で帝王切開になることもあります。しかし、妊娠前に子宮筋腫が見つかったと […]

これって痔?〜妊娠・出産で起こりやすいお尻の病気

妊娠をきっかけに、お尻の病気に悩む女性は多いものの、1人で悩み、我慢してしまうことがほとんどのようです。 しかし、適切な治療をせずに放置してしまうと、妊娠後期や出産後に急激に症状が悪化してしまうことも。 そこで今回は、妊娠や出産で起こりやすいお尻の病気とその対策について、福田肛門科医院の福田ゆり先生に伺いました。 妊娠中になりやすいお尻の病気とは? 女性の場合、妊娠の有無に関係なく、もともとお尻の […]